代表挨拶

日本の伝統文化芸能を担うべき若い世代と後継者の発掘、
そして日本の伝統を世界に向けて発信すること。
そんな未来こそ、私が目指すヴィジョンです。

私は田舎町で生まれ育ちました。
時代が時代ですから「職業」に関する情報が少なく、
子どもの頃は「将来の夢」を持っていませんでした。
そのため、ひとりでも多くの子どもたちに
「輝くような将来の夢を抱いてほしい」との思いがあったのです。

もちろん情報社会である現代では
「キッザニア」のように職業体験ができる場やイベントも多く、
インターネットなどでどんな職業についても知識を得ることができます。
しかし「なりたい職業」上位にYoutuberやデジタルクリエーターが
ランキングされている現実には、少しだけ寂しい感情を覚えたのも事実です。

せっかくモノづくり大国・日本に生まれたのですから、
子どもたちにもモノづくりを楽しんでほしい。
将来の職業として、夢を抱いてほしい。
そう、強く感じました。

また、私は旅をすることが大好き。
その土地の食材やグルメを堪能し、おみやげを見て回っているときのこと。
担い手・後継者不足への悩みを多くの場所で耳にしました。

職人さんや店主さんの手助けになり、日本の伝統を守りたい。
その気持ちに対してたくさんの賛同の声をいただき、
「日本伝統文化芸能継承協会」の発足につながりました。

これからもみなさまにご協力をいただきながらコツコツと邁進し、
世界に誇れる強固な日本を発信し続けてまいります。



日本伝統文化准伝承師
代表理事 髙橋知一